2011年06月29日

製作者のページー530

6月は行事の多い月だった。毎年恒例のゴルフを含む2泊3日の旅行から戻って一番近い田んぼの一部が草ぼうぼうになっているのを唖然として見ている時、師匠に出くわした。

家内に土産を届けさせていたので師匠は私が旅行に行っていたことを知っていると思っていたが「3日間旅行に行っていたらこんな状態になってしまって」と言うと「この一番忙しい時期に何で3日間も旅行に行くんだべ」と言われてしまった。

私にとっては5月一杯までが超多忙時期で6月は少し余裕のある月だと思っていた。ただ雑草がこんなに勢いよく伸びるとは思っていなかった。「友達付き合いを無碍に断るわけにも行かなかったものですから・・」と弁解がましく言うと師匠は黙って行ってしまった。

ところでとうもろこしの話である。

私と同じように取らぬ狸の皮算用をしているように見える研修者の話はさておき、ビニールハウスで栽培したとうもろこしの顛末を話さなければならない。

ハウスのとうもろこしは順調に育ち5月下旬には直売所へ持ち込めそうな状態になっていた。うまくすれば直売所一番乗りができるかとひそかに思っていたのだが、その2週間ほど前に直売所にとうもろこしが並んでいた。店の人に聞くと「このとうもろこしは成田の近くにある下総高校(旧農業学校と言うことらしい)の生徒たちが作ったものなんですよ。持ってくるのは先生ですが、よかったら試食してみてください」と言われ、試食用のとうもろこしの1片を口に入れてみた。実がしっかり詰まっており甘味も充分にある。

実の粒が全部黄色なので品種はゴールドラッシュである。テレビで四国の高校生の調理クラブの料理がプロなみで、そのクラブの運営するレストランが超満員だと言うのを放映していたことを思い出す。今は高校生でも実戦に役立つ教育指導を受けているのを知り心強く思うのである。

5月末になってようやく私の作ったとうもろこしを直売所に持ち込んだ。品種はゴールドラッシュ。この品種が早春のハウス栽培に適するからである。店に並べたとうもろこしはあっという間に売れ、この地域では一番早い納品者になった。

しかし店の人から「先まで実が詰まっていないのがあったので少し値を下げて売りましたよ」とあとで言われた。

この時は気がつかなかったが大きな問題があったのである。

ーつづくー
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2011年06月15日

製作者のページー529

畑の栽培で先ず話さなければならないのがとうもろこしの話である。

私がこのページで事細かに農業の話を書くのは私の農業体験を読んだ若い読者が、これなら自分でもできるかもしれない。狭い都市であくせくして暮らすより広い大地でのびのびと過ごしたい。しかし本当に生活費を捻出することができるのかと言う心配に対して農業からでも収入を得ることができると言う例を示そうとしている。

しかし農作物を売って収入を得ると言う例にとうもろこしを出すことは本当は適当ではない。なぜならとうもろこしの中でもスイートコーンと呼ばれる非常に甘いとうもろこしは浮島と言う私の住んでいる地区が特に有名で非常によく売れる。これを別の場所でやってもよく売れるとは限らないので一般的な作物の例としては不適切なのである。もし私の話を参考にしようとする人がいれば、その人が住んでいるところの得意な作物に置き換えて考えてもらいたい。

とうもろこしの話をする前段が長くなったがとうもろこしを売る目的で栽培を始めたのは昨年からである。すでに書いた話だが4500粒の種を撒いてまともに金に換えられたのは約500個。収穫率1割台の低打率である。今年もこりもせず4500粒の種を撒いた。その内訳は大型ビニールハウス内に1000粒、昨年まいた畑に2000粒、新たに借りた畑に1500粒。

今年こそはの意気込みに燃えている時に突然研修させて欲しいという人が現れた。この人は私が新しく1町部(約3000坪)の田んぼを借りることにした地主の人なので断ることができない。

別の仕事をしていたが私が無農薬・有機栽培で農業を始め、その農業の面白さにのめりこんでいると言う話をしたため、自分も農業をやってみようと言う気になったようだ。幸いなことに親から受け継いだ田んぼと畑は一杯あり、ほとんど人に貸している状態だったのである。

そしてこの人が目をつけたのが蓮根栽培ととうもろこし栽培である。これらはこの地域の特産品で特にとうもろこしは収入が得やすいと周りの人からも聞いたのであろう。今年は4000粒〜8000粒を撒きたい、できればもっと撒きたいと言う感じがありありと見て取れる。これが収穫できればこのくらいの金額になると取らぬ狸の皮算用をしているようにも見える。去年の私と全くおなじ状態であるのが気になる。

ーつづくー

来週も旅行のためこのページは休みます。
posted by メイン通商 at 18:14| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月01日

製作者のページー528

田植えは無事終わったので畑の話をしよう。

2月の頭に撒いた野菜の種は順調に芽を出し苗もよく育ったのだが一つだけ発芽率がよくないものがあった。それはトマトである。例年トマトはかなりの種類の種を撒くが発芽率はほとんど80パーセントを超えていた。ところが今年は種類によって異なるが発芽率が50〜60パーセントのものが相当数あった。

この原因を自分なりに分析すると昨年の猛暑が思い当たる。昨年のトマトの収穫率は私の場合10〜20パーセントであった。他所でもトマトの収穫率は悪かったはずで市場に出回るトマトの数は極端に少なかった。よいトマトができなかったと言うことは当然よい種も取れなった。このため今年のトマトの発芽率が悪いのだと自分で思っているが他所はどうなのだろう。

発芽率はともかくとして私が撒いた種は苗に変り順調に育ち始める。順調なのはよいが成長は速すぎるとこちらが苗に振り回される状態になってくる。ただでさえ手を広げすぎると言われているがこれは自分の性分だからどうしょうもない。

ポットで育てた苗をハウスなり露地に定植すればそれでおしまいと言う野菜は楽なのだがトマトやきゅうりは支柱が必要となる。とうもろこしや西瓜はビニールシートのトンネルが必要である。野菜だけを作っているのなら成長に合わせてこれらの支柱やトンネルを用意すればよいのだが田んぼをやり始めると雑用が急に多くなる。

田んぼの雑用で大きなウエイトを占めるのがあぜ道の草刈である。畑の時はあまりうるさいことを言わない師匠が田んぼになると急に厳しくなる。あぜ道に雑草をはやしたままにしておくといろんな虫や雑菌が繁殖するので刈り取れと言うわけである。しかし1町部(約3000坪)以上の田んぼとなるとあぜ道の距離も半端ではない。

今年はこのあぜ道の雑草刈りやもろもろの雑用でとうもろこしほかの野菜つくりに影響が出てくるのである。

ーつづくー

来週は旅行のためこのページは休みますが、ハウスで育てていたとうもろこしが5月末に一部直売所へ持ち込むことができたことを報告しておきます。
posted by メイン通商 at 18:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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